めぐりを高めて細胞活性 夏をすっきり乗り切るヨガで美肌力UP!

クーラー冷えや運動不足を、特に感じる今年の夏。
お家でできる簡単ヨガで体の中から細胞をイキイキ元気に!
夏は、運動不足やクーラーによる冷え、さらに冷たい水分の摂りすぎなどで、不調を感じることも多いのではないでしょうか。冷えやストレスで体全体の血流やリンパのめぐりが滞ると、肌本来の働きや代謝サイクルが乱れ、肌荒れやくすみ、シミなどトラブルの原因にも。
そこで今回は、ヨガインストラクターの石川ななこさんに、全身を効果的に使ってめぐりを高め、細胞を活性化させるポーズを教えていただきました。ヨガをやったことのない方も、「身体が硬くて…」という方も大丈夫。外出せずとも、ちょっとした時間にお家でできるポーズなので、ぜひトライしてみてくださいね。
全身に酸素を行き渡らせることで
細胞の活性を促し、心身をリラックス
ヨガの深い呼吸法は、乱れていた感情を平常心に戻して集中力を高めたり、心身をリラックスさせたりする効果があります。まずは基本の呼吸法をマスターしてからポーズに取り組みましょう。
①胸を十分に広げながら、お腹の中に空気を送るように吸い込みます。
②おへその辺りから押し出すように、息を吐き出します。
1. 夏の冷え・ぽっこりお腹も解消!
下半身を鍛えて筋肉量・代謝をU Pする「シコのポーズ」
骨盤周りの血流・リンパの流れを促し、冷え性の改善にも効果的!
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①両脚を大きく左右に開いて、つま先は外側に向けます。
胸の前で手を合わせ、お尻を後ろに突き出し、遠くの椅子に座るような気持ちで、膝と腿ができるだけ床と並行になるように膝を曲げます。その際、膝とつま先が同じ向きになるように。
②そこから尾骨を床の方に向け背筋を伸ばします。
しっかりと足裏全体で床を押すようにして、深い呼吸を行いながら30秒キープします。
2. 夏の疲れを回復!
上半身の血行・リンパの流れを促進する「パピーポーズ」
胸を開いて、肩こり解消・ストレス発散していきましょう!
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①四つん這いの姿勢から両手を前に伸ばし、おでこをマットにつけます。
②骨盤の下に膝がくるようにして手のひらはしっかりとマットを押し、胸を床に近づけます。反り腰にならないように気をつけて背中・わきの下が伸びて、胸が開いているのを感じながら、深い呼吸を10呼吸程行いましょう。
3. 内臓の疲労回復、むくみの解消にも効果的!
胃の経絡や、腎臓を刺激する「フルサドルポーズ」
収縮しやすい腿の前側を伸ばし、骨盤を正しい位置に!
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①膝を曲げて座り、そのまま仰向けになります。
膝に違和感のある場合は無理をしないように。
②腿の前側が伸びているのを感じながら、そのまま深い呼吸で3分ほどホールドしましょう。(膝が浮いてしまったり、腰に違和感を感じる場合には腰や背中の下にクッションや座布団を入れてみましょう。)
③3分ほど経ったら、肩をターンさせるように寝返りをうって、両脚を伸ばし仰向けになります。
腰にぎこちない感覚があると思いますが、その後にゆっくりと膝を抱えて腰を伸ばすようにしてください。食べ過ぎた後にもオススメのポーズです。
夏の暑さや紫外線、クーラー冷えなどに負けず、輝く夏美肌をキープするには、肌にも体にも心にもストレスを溜めず、細胞からイキイキさせることが大切。ゆっくりと深い呼吸でヨガのポーズをとることで心身ともにリラックスできます。ご紹介したポーズをぜひお家で時々やってみてください。すっきり元気に夏を乗り切りましょう!。

教えてくれたのは
石川ななこさん

 

フェイシャルヨガ講師&ヨガインストラクター/スタジオグリーン代表

ヨガを通してみんなが健康で毎日をより心地良く過ごせるお手伝いをしたい。そんな想いで2010年に本格的な常温ヨガスタジオ「スタジオグリーン」を創立。フェイシャルヨガ創始者・高津文美子の「表情が変わると人生が変わる」との哲学に共感し、2014年高津文美子式フェイシャルヨガ指導者養成講座を修了。2016年フェイシャルヨガ・アシスタント講師、2017年より正式なフェイシャルヨガ講師として活動を開始。ヨガ・フェイシャルヨガクラスでは、着実な指導力やポーズの美しさが大変好評を博している。

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